日頃クルマを運転していて、あまり気にしない「タイヤ」ですが、非常に重要な存在なのです。
時速100Kmで走っている時に、タイヤは1秒間に14回転もします。(乗用車195/65R15サイズの場合)そして、クルマの車重を支えながら、カーブを曲ったり、止まったりと過酷な運動を強いられています。
排気量2,000ccクラスであれば、1本に300Kg程度の荷重がかかりながら、急ブレーキをかけた時などでは、瞬間的に、70〜80%の車重が、フロントタイヤにかかります。つまり、500kgの荷重をタイヤ一本で支える事になるのです。
しかし、そんなタイヤですが、内部構造は実に複雑で、15〜16点の部品を組み合わせて作られています。(高性能タイヤですと、30点くらいの部品です。)
そして、それぞれの部品が組み合わさって、性能を発揮する事ができるか、できないかは、タイヤ内部の空気の圧力をどれだけ保つのかが重要になるのです。
タイヤが空気圧に依存する割合は90%と言われるように、どれだけ高性能なタイヤでも空気が入っていなければ、十分な性能は発揮できません。
まさに「
お客様の命を乗せているタイヤ
」ですが、残念ながら「黒くて丸いゴムのかたまり」くらいの評価しかされていません。
ちょっと意外なのですが、タイヤの空気は自然と抜けていきます。
気がつかないうちに抜けてしまう空気ですが、仮に220kPa(2.2kgf/cm
2
)充填しても、5〜6ヶ月で120kPa(1.2kgf/cm
2
)になってしまう事があります。
これは、自転車のタイヤも同じ事なのですが、ゴムの素材よりも空気(酸素、窒素)の分子の方が小さいので、タイヤの内面から抜けていくことによるものです。
どこから抜けるのかは…タイヤとホイールの接触部分とか、空気を充填するバルブと思われるでしょうが、実はタイヤ全体からじわじわと抜けているのです。
空気をいれた風船が数日でしぼんでしまう事と全く同じ事がタイヤにも起きているのです。
テストの結果によると、月に10kPa(0.1kgf/cm
2
)〜20kPa(0.2kgf/cm
2
)程度抜けると言われます。
窒素ガスの充填について
窒素ガスについては、「タイヤの空気圧が落ちにくい」事が最大のメリットです。
これは、酸素より、窒素の分子の方が大きく「タイヤ内部のゴムの膜」を通りにくい事によります。
しかし、「抜けない」のではなく、「抜けにくい」のであり、窒素ガスを充填しても定期的なタイヤ空気圧の点検は行う必要があります。
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自動車メーカーの指定空気圧220kPa(2.2kgf/cm
2
)を充填し、 タイヤが120kPa(1.2kgf/cm
2
)になってしまうとします…(100kPa(1.0kgf/cm
2
)の減少)
@指定空気圧より、100kPa(1.0kgf/cm
2
)抜けると、
燃費が約1割程度悪化する
といわれています。
夏場にエアコンを使用するようになると、燃費が10〜15%悪化すると言われますが、タイヤの空気圧の管理が不十分ですと、冬場にもエアコンを使用しているのと同じ位の燃費が悪化してしまいます。
A指定空気圧より、100kPa(1.0Kgf/cm
2
)抜けると、雨の日の走行性能が30%悪化するといわれています。どしゃ降りの雨の高速道路で、水たまりでハンドルを取られてヒヤっとされた事があると思います。いわゆる「ハイドロプレーニング現象(タイヤと路面の間に水膜が入り込む事によって、タイヤが路面から浮き上がり、コントロール不能になること)」が起きる走行スピードも、空気圧による影響が大きいのです。
あくまでも計算による理論値ですが、200kPaのタイヤが89km/hでハイドロプレーニング現象を起こしてしまう場合、100kPa(1.0kgf/cm
2
)の減少で、63km/hでハイドロプレーニング現象が発生する計算となります。(水深10mmどしゃ降りの雨の状態で約30%の性能ダウン)
ハイドロプレーニング現象の発生の1番の要素は、タイヤの「残り溝」が影響しますが、空気圧とも密接に関係しているのです。
空気圧の調整は、クルマが走り出す前の「冷間」に行います。
クルマが走る事により、タイヤは路面との摩擦や、ゴムの部材に熱が発生し、タイヤ内の温度が高まり、空気の膨張によってタイヤの空気圧も自然に上がってしまいます。
高速道路などを連続走行すると走り始める前よりもタイヤ内部の温度が、30〜40℃位上がる事があります。
その影響で空気が膨張して、タイヤ空気圧が30kPa(0.3kgf/cm
2
)〜40kPa(0.4kgf/cm
2
)程度上昇してしまうのです。
また、外気温度の上昇や、日向にクルマを置いていた場合タイヤにあたる直射日光の影響でも空気圧は上がるのです。
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私どもは「タイヤのプロ」でありたいと考えています。
その為には、タイヤの空気圧の10kPa(0.1kgf/cm
2
)の空気圧の変化によるクルマの挙動の変化にも敏感であるべきだと思っています。
タイヤエアゲージも機械なので、長年使っていれば、誤差が大きくなっている可能性があります。ですので、せっかく空気圧を調整しても、「タイヤエアゲージの誤差」によって正確な空気圧の設定が出来ないのでは何にもなりません。
常に正確な空気圧を保つ為に、私どもは「JIS(日本工業規格)のマスターゲージ」を使用し、お店で使用している全てのゲージの管理を実施しております。
このマスターゲージの誤差は、1kPa(0.01kgf/cm
2
以内)という厳しい基準に適合しております。
自分のクルマは、どのようにタイヤ空気圧を設定するの?
高速道路を多く走行する場合のタイヤ空気圧の設定は?
燃費を良くするタイヤ空気圧の設定は?
インチアップした場合のタイヤ空気圧の設定は?
乗り心地を良くするタイヤ空気圧の設定は?
スタッフまでお気軽に質問して下さい。
お客様の使用状況に合わせたタイヤ空気圧の設定をご相談させていただきます。
タイヤ空気圧点検シートはこちらをクリックするとご覧になれます。
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